にっぽんインスト部

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インストをもりあげる。

ひろしの回想もいいけど、21世紀を手に入れろが心震わす。

 

 どうも、もりたです。

 

 クレヨンしんちゃんの映画は最高ですね。もう何度見たかわからないんですが、やっぱり全人類必修科目であるオトナ帝国はいつ見ても2回は泣きます。2回。オトナ帝国って昔を忘れられないオトナたちと未来を見ている子どもたちの対立だとかそういうメッセージがしっかりしていて、ただのエンターテイメント作品じゃないところがいいですよね。この時期のクレヨンしんちゃんの映画ってそういう作品が多くて、それがいいところでもあり悪いところでもあったんです。子どものためのアニメ映画だからね。それを払拭したのが「ヤキニクロード」だったりするんですが、この話はめちゃくちゃ長くなるのでやめておきます。

 

 

 

 

 で、やっぱりオトナ帝国で人気な曲がひろしの回想。

 

 洗脳されていて自分が子どもだと思い込んでいるひろしがしんのすけによってあの臭い靴をかがされ、自らの今までの成長を、思い出を、苦労を思い出していくあの名シーン。その時に流れている曲がそのまんまタイトルで「ひろしの回想」叙情的で少し切なくなる1曲。これ書いてるときも聴いていたんですが、もうそれだけで涙が出てくるから。あれ、本当に映像込みだとボロッボロに泣くから。鼻水垂らしながら泣くから。最後のひろしの「あぁ…あぁ…!」の声がピーク。そのあとのみさえで笑う。ここまでがテンプレート。

 

 この曲もいいんですが、やっぱり21世紀を手に入れろが心、震えるんですよ。

 

 21世紀を手に入れろでああアレねってなる人は僕と熱い握手を交わしてほしいんですが、21世紀を手に入れろっていうのはオトナ帝国で一番最後のタワーを登るシーンで流れている曲です。昔を懐かしむオトナたちから21世紀つまりは未来を取り戻す。自らの未来を切り開くために。しんのすけは家族たちとタワーを駆け上ります。このシーンがめちゃくちゃ熱いんですよ。

 

 ケンとチャコという20世紀の虜になってしまった悪役。その悪役が世界を20世紀へと戻そうとするスイッチを押すためにタワーの最上階をエレベーターで目指していく。それを阻止するために、しんのすけと野原一家は階段を駆け上がっていく。これ説明したんですが、みんな知ってるんで説明しなくてもいいですよね。

 

 そんな最終決戦での対峙。そして、全員が未来のために体を張ってしんのすけを守る。その想いを糧に何度転げても何度も立ち上がり、必死に駆け上がるしんのすけ。この名シーンを見るためだけに僕はこの映画を見ているかもしれません。そんな名シーンで流れているのが、21世紀を手に入れろ。ひろしの回想の音楽を冒頭にアレンジし、ノスタルジーな昔を想起させるような曲調。それからは、もうただただ盛り上がるだけの1曲。未来を目指す、そんな希望ありふれた1曲。

 

 もう本当に名曲だし、この曲流れると絶対泣くんですよね。ここが2回目。ていうか、この話書くためにもう1回見たんですが他にも泣くところ多すぎませんか。これインスト曲を紹介するためのサイトだから深く言及しないんですが、この作品の話まるまるすれば4000字はいけると思う。

 

 そんな21世紀を手に入れろもひろしの回想も、公式で配信されてないからサントラを買ってください。それか、映画を見てください。どんどん見てください。見てくれーーーーーーーーーー!!

 

 こちらからは以上です。

 ありがとうございました。