俺の中のインスト元祖は「mudy on the 昨晩」
どうも、もりたです。
何事にも初めてがあることのように、物事は2つに分けられる。「童貞」か「2回目以降」かのどちらか。そんな初経験はほろ苦い失敗だったりと甘酸っぱい思い出だったりと、なんにしても記憶に残ることが多い。それは音楽についても同じだ。今日は僕がインストバンドを初めて聴いたときのことをちょっとだけ話したい。
それは、僕が高校生だった頃の話。
2010年、男子高校生は2つに分けられた。さっきから2つに分けすぎだろと思うが、それくらい世の中はわかりやすかった。その2つは「残響レコードを聴くか、聴かないか」それだけである。Greeeenが流行ってた。そんな記憶はある。ちょうどサカナクションが人気になりつつある時代で、そんななか僕は残響レコードを聴いていた。残響レコードの名前に馴染みがない方がいるかもしれないが、レーベルの名前だ。ビクターとかエイベックスとか。そんなの。当時の僕は、こうちょっと気持ち悪くてみんなが知らない音楽が好きだった。ちょっとじゃなくてかなり。9mmとかperfect piano lessonだとか、残響レコードは僕の心にぐっとくるアーティストが多かった。近くのTSUTAYAが残響レコード特集をしていたのが悪かったと思う。
そこに、mudy on the 昨晩がいた。
(残響レコード公式サイトから引用。なんでこれ?)
ほんと、ネーミングセンスがよかった。高校生心にぐっときた。思わず、ジャケット借りとは言わず、ネーミング借りした。そして、聴いて思った。
「歌えよ」
インストバンドというもの知らなかったので歌わずに終わったことに驚いたことを覚えている。いや、マジで。歌えよって思った。これ、歌があったら完璧だろとかいう謎の上から目線の発言さえした。インストを馬鹿にした発言世界ランクでも上位に食い込むと思う。しかし、何度も何度も聴きたくなる。なんというか、他にはない魅力があった。mudy on the 昨晩でしか聴けないメロディー。独特すぎる世界が確かにあった。
その曲こそが、パウゼである。
こうして、mudy on the 昨晩のことを、インストを、好きになった。
愛読しているサイトにこんな記事があった。この記事でさえ少し前のこともあり、「4つ打ちキノコ」は絶滅した。恐らく。mudy on the 昨晩は確かにちょっと前よりかは人気が落ちたかもしれないけど、やっぱり僕の中に衝撃を与えた音楽としてしっかり残っている。インストの魅力を教えてくれた最高のバンドだ。先ほどの記事でも書いてある通り、過去の産物なんて終わるには本当にもったいない。ぜひ聴いてほしい。
にっぽんインスト部はこんな素敵な音楽をどんどん普及し、みんなの音楽を聴く幅を広げたい。いずれはメジャーな1ジャンルにちゃんとインストという名前があるような、そんな世界を目指して、頑張ります。
あとは、mudy on the 昨晩のおすすめを載せて、終わりです。
ありがとうございました。
PERSON! PERSON!!
板前が板前に狙われるMV。文字にしてもよくわからないMV。
曲の進行が素晴らしい。パウゼの次に好き。
moody pavilion
イントロからトラックで突っ込まれたかくらいの衝撃。
こちらから以上です。
ありがとうございました。