mouse on the keys の最後の晩餐のMVが控えめに言っても最and高。
どうも、もりたです。
にっぽんインスト部、この記事を書いている時点ではまだ僕しか見ていないという体たらく。ただ今までになかったサイトなので、歴史を残していく感覚でどんどん更新していくつもり。がんばるぞ。
そんなにっぽんインスト部が刻みたい歴史こと、もりたがインストで一番好きなMVがありまして。どれくらい好きかというと、一時期Twitterでずっとはしゃぎまわって嫌われたくらい。静寂と荘厳。そんな息がつまるような雰囲気が画面を通り越して伝わってくる作品なんです。３人組のアーティスト。ギターベースドラムじゃなくて、ピアノピアノドラムという異色すぎる組み合わせ。そこがまたいい。
それが「mouse on the keys」です。
(mouse on the keys公式サイトから引用)
そんな彼らの作品の中でも「最後の晩餐」のMVが素晴らしい。僕個人としては、インスト関連では最高傑作と呼んでしまうくらい。本当に好き。とりあえず、見てみてください。
ね。すごい。息とまばたきを忘れるくらいに最初は圧倒されました。ピアノ２つの美しく混じる演奏と、ドラムの存在感溢れる格好良さ。中盤のドラムソロは本当に目を釘付けにするほど。そして、そのハイレベルな演奏の雰囲気を巧みに表現しているMV。シンプルな１カットだけの映像。なのに、荘厳かつ退廃的な美しさを感じる。白煙が次第に舞っていく中で、ガスマスクをつけたまま演奏を続ける３人。
どうしてここまで神々しく感じるのか。それは枠取りがあるからではないからかと思います。枠というものは、ここより先は別の世界という区切りで使われていました。わかりやすく言えば、神社の鳥居ですね。そういった仕切りがあるからこそ自分たちの世界のものではないように感じ、神々しく感じさせるのです。美術館の神聖さは、それに起因するものなんでしょう。そんな枠取りされた世界のなかでディストピア的な、煙が蔓延した世界のガスマスクをつけたアーティスト。その矛盾がより、このMVの魅力を引き上げます。美しい絶望。
最and高なんて言ってたけど、本当に美しい作品。布教したい。ガスマスクほしい。ガスマスクっていいですよね。
こちらからは以上です。
ガスマスクほしい。
